ETF比較

DGRO vs VIG: 将来の成長 vs 実績重視

2026年1月更新·読了時間8分

DGROとVIGは同じ目標—配当成長—を追求していますが、根本的に異なる アプローチを取っています。一方は将来を見据え、もう一方は過去の実績を重視します。

iSharesのDGROは配当を増やす可能性のある企業を選別します。VanguardのVIGは 証拠を要求します—10年連続の配当増加実績。ここでは両者の選び方を解説します。

比較一覧

DGROVIG
運用会社BlackRock (iShares)Vanguard
銘柄数約420約340
配当利回り約2.4%約1.8%
5年配当成長率年約10%年約8%
銘柄選定方法将来志向10年実績
経費率0.08%0.06%
設定日2014年2006年

DGRO: 将来志向のアプローチ

DGRO (iShares Core Dividend Growth ETF)は配当履歴だけでなく、 将来の配当成長を予測しようとします。BlackRockの手法は以下の条件で企業を選別します:

  • 最低5年連続の配当成長
  • 強い収益性指標(収益の質、ROE)
  • 持続可能な配当性向
  • プラスの利益成長期待

結果として、VIGでは除外されるような若い配当成長企業を含むポートフォリオが 構築されます。MetaやSalesforceはDGROの方がVIGより早く組み入れ対象になります。

メリット: DGROは新興の配当スターを早期に捉えます。 やや高い利回り(2.4% vs 1.8%)と速い配当成長率(約10% vs 約8%)は、 この将来志向の選択バイアスを反映しています。

VIG: 実績重視のアプローチ

VIG (Vanguard Dividend Appreciation ETF)はより厳格な姿勢を 取っています。VIGに組み入れられるには、企業は最低10年連続で配当を 増加させている必要があります。例外なし、予測なし。

これにより、2008年の金融危機、2020年のパンデミック、その間のあらゆる 困難を乗り越えて配当成長を維持した実戦経験豊富な企業のポートフォリオが 構築されます。

メリット: VIGの保有銘柄は景気後退を通じて配当を増やせる ことを証明しています。株主へのコミットメントが実証済みです。 さらに0.06%の経費率は業界最低水準です。

本当の違い: 哲学

両ETFは長期的に同様のトータルリターンを達成しています。 選択は投資哲学に帰結します:

DGROの哲学

「10年の実績がなくても、将来の配当成長企業を特定できる。 品質指標が成長を予測する。」

VIGの哲学

「過去の行動は将来の最良の予測因子。10年以上の配当成長は コミットメントの証明。」

どちらを選ぶべき?

DGROを選ぶ場合:

  • より高い現在の利回りが欲しい(約2.4%)
  • 将来志向の指標を信じる
  • 若い配当成長企業が欲しい
  • 0.08%の経費率が許容範囲
  • iShares/BlackRockを好む

VIGを選ぶ場合:

  • 実績を優先する
  • 最低の経費率が欲しい(0.06%)
  • Vanguardのアプローチを好む
  • 景気後退に強い銘柄が欲しい
  • 低い利回り(約1.8%)が許容範囲

10年シミュレーション

$100,000から始め、全配当を再投資した場合:

DGROVIG
1年目配当$2,400$1,800
5年目配当$4,200$3,000
10年目配当$7,200$5,000

※DGROは10%、VIGは8%の配当成長、両方とも7%の株価上昇を想定。

両方持つという選択

多くの経験豊富な投資家は両方を保有しています。重複は大きいですが、 違いが補完的なエクスポージャーを提供します。

人気の組み合わせ: 50/50配分

  • 50% DGRO: 新興の配当成長企業を捕捉、より高い利回り
  • 50% VIG: 実績のある銘柄でポートフォリオを安定化、低コスト
混合利回り: 約2.1% | 経費率: 0.07% | 両方の哲学のいいとこ取り

まとめ

DGROもVIGも優れた配当成長ETFです。良いか悪いかではなく、 2つの勝利する哲学の間で選んでいるのです。

もし1つ選ぶなら、低い経費率と景気後退に強い銘柄からVIGに 傾くでしょう。しかしDGROの高い利回りと速い配当成長は、 収入重視の投資家にとって魅力的な選択肢です。

正直な答えは?どちらでも機能します。最良の選択は、 何十年も保有し続けられるものです。

配当収入を計算する

DGRO、VIG、または両方でどれだけの配当収入が得られるか確認しましょう。

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